吐息が白い!
あいかわらず、仕組みづくりの方に興味をもっていかれてる。
会社サイトの方で記事をぼちぼち書きつつ、色々試していると、やっぱりカテゴリーで括るよりタグいれてった方がいいなぁ・・・と気づく。
まぁ、一応しばらくはカテゴリーも決めてみる。が。自分用ブログにもタグクラウドを実装。
使い勝手を試してみる。
今日の会社帰り、吐息が白かった。気づけば、今年ももう師走。
何かと酒のつきあいが多くなる時期ではあるが、酒飲みは吐息が白いとなれば、つい「燗酒」を連想してしまう。自分の場合は燗酒が好きなので、別に寒くなくても飲むけどさ。
日本酒を飲めるひとでも、燗酒が苦手という人は意外に多い。
アルコール臭がツンとするとか、甘くてベタベタした感じがするとか・・・
こういうヒトたち、燗酒の楽しみを知らないのは不幸でもあるが、実はまともな感性の持ち主でもある。
日本酒はその特性として、非常に幅色い温度域で飲用できるという、世界の酒類でも稀な性質を持っている。そして、同じ酒であっても飲用温度の差によって香味の特性が変化する。
ぬる燗や熱燗といった言葉はご存じであろうが、実はおよそ5°C刻みに名前が付けれれていて、冷やでは「雪冷え・花冷え・涼冷え」燗では「日向燗・人肌燗・ぬる燗・上燗・熱燗・とびきり燗」と実に9段階、「常温」も含めれば10段階もわかれて名前があるのだ。
まぁ、燗の季節も始まったばかりなので、細かい話はいずれまた書くとして、燗の魅力を知らないのは、これまで旨い燗酒に出会ったことがないからに相違ない。
以前少しのあいだ起こった地酒ブームの頃より、酒を冷で飲むのが一般的になり、逆に「いい酒を関するなんてもったいない」という風潮があったり、そもそも燗向きでない商品も開発されるようになって、提供する店の方も燗に気を遣わなくなったのではないだろうか。
地酒を扱う店でも燗を扱っていなかったり、あっても1升瓶を逆さに差し込んである、あの酒燗器だったりとか、ヒドイ店になると電子レンジであっためたりとか(レンジで燗すると旨くないという話もいずれまた)、また上等な酒はそういう扱いに耐えうる酒質が無いので、いきおい安酒が燗酒として供されるという、こう書いていても悲しくなるような劣悪な環境に、現在「燗」という文化はあるのだ。
それを(大抵は)熱燗にするものだから、アルコール臭は鼻をつくし、安い糖類添加の酒ならばベタベタもするというものだ。これでは、燗の魅力もへったくれもない。
だから、燗が旨くないと思う人の感性はある意味まともというわけだ。
もっとも、僕の知る限り「燗は苦手」と断言するヒトは、一度そう思いこんだら二度とトライしないひとが多い。こういうヒトの心をこじ開けるのは少々厄介で、面倒なので放っていくことにしている。
さてさて、旨い燗酒を楽しむのなら、なんといっても信頼の置ける店にいくのが手軽。その酒にあった温度を知っているし、自宅では試す機会の少ない、吟醸や大吟の燗をしてくれることもある。1合くらいずつ別の銘柄を試せるなんてのも、店ならでは楽しみだ。
手間を惜しまないのなら自宅でするのももちろん良い。折角自宅で燗をするのなら、電子レンジなんてもってのほか。湯煎に限る。酒器(銚釐や徳利)をそろえるのなら、鈴引きのものが良いようだ。温度計までそろえられるなら、いろいろな温度で試せて楽しみも広がる。
最近では、メーカーから「燗向き」というような商品も開発されて、燗文化が見直される兆しがあるようだ。非常に喜ばしい事だと思う。
燗を楽しむことだ出来るようになれば、日本酒への興味や理解も一段と深まることだろう。
なんといっても冬の食卓には、日本酒の燗が似合うものである。
