五反田のウェブ&グラフィックデザインスタジオ:コスミックエンジンの社長ブログ

会社と教育

writer meijin writer 2011年01月05日 22:09

デザインの仕事は、知識商売。

僕がグラフィックの仕事を始めたのは15年くらい前、丁度DTPによるデザイン制作のフローが確立し始めた頃で、僕はいきなりDTPから始めた第一世代くらいだと思うのだけど、一般にはデザイナーの仕事はちょっと特殊な知識やスキルが必要だった。
手作業も多かったから、駆け出しのデザイナーに与えられる仕事はカラス口でひたすら線を引いたり、先輩デザイナーの使い走り程度の些末な仕事だったり・・・つまり仕事の「要素」を繰り返して身体で覚えることをさせられていたと思う。
アイデアをつくる能力の他に、職人的な技能を磨くことが重要だったからだろう。
そういうことをしながら、先輩の仕事に関わり、見て技を盗んでいたんだと思う。
これはデザイナーに限ったことではないと思うけど、先輩の仕事を見て技を盗めと教わった人が多いはず。

今や、そんな要素を繰り返したり、先輩の技を盗む必要なんてまるで無い。
磨くべき技能は、コンピュータがほとんどやってくれるからだ。
せいぜい、アプリケーションソフトの便利な使い方くらいしか、見て盗めるものなんて無い。
もはや、仕事は見て盗むものではなくなった。

にもかかわらず、相変わらず現場には教育という考え方が薄い。
「職場は学校じゃない」が皆の決まり文句だし。
この文句そのものは極めて正しいのだけど、解釈を間違えるととんでもない時代錯誤になる。
会社が学校(法人)であるという場合を除いたら、確かに学校じゃない。
でも、教育の現場であるという認識が必要。絶対に。

その理由、デザインの現場に限った話で言えば、こういうことになる。

かつて技能の習得は、文字通り身体で覚える体得だった。体得とは、ある動作を繰り返し行うことで動作を自動化していき、もっとも重要な部分に意識を集中させる。そして、沢山の経験の中からベストの答えを探し出す、という解決を行うことだと思う。

今、身体技術としてのデザイナーの技能は、ここまで研ぎ澄ましていく必要は無いんだから。
美しいグラデーションを描くために、エアーブラシを扱う指先に集中する必要は全くない。絵の具のとき具合やら、空気圧の調整やら、身体で覚えなきゃならない要素は皆無。
マウスさえ扱えれば、技能的に未熟でもアイデアは素晴らしい精度でかたちになる。

だからデザイナーの仕事は、その殆どが知識と智恵に依るものとなった。
もちろん、職業デザイナーなるものが誕生した頃から、知識と知恵はデザイナーに不可欠のものではあったけど、今はそのウェイトが大きくなったということ。アプリケーションソフトを扱うことやプログラミング、コーディングのように、技術ですら知的資産となったのだから。

体得であった頃は、身体が覚えるまで単一要素を繰り返すことが教育だった。その基礎技術の習得がデザイナーのスタートラインであって、あと(の付加価値部分)は自分たちで考えなさい、考えて動きなさいという教育だったと思う。技術習得していく間に、それ以外のことも吸収しなさいね、という。
DTP時代になって技術がバーチャルなものとなり、長期間をかけて体得する必要が薄れてしまうと、この教育のカタチは成り立たなくなった。Mac使うのなんか幼稚園児でも出来るし、それが多少上手く扱えたところで、それ自体は一銭の価値にもなりはしないのだから。

こうしてデザイナーのスタートラインは基礎技術の習得ではなくなって(そんなのは出来て当然)、いきなり知の技術、知の技法という世界になった。
専門領域の知を蓄え、使う。そういう技術。そこがスタートラインで、あとは自分の感性をどう織り込むか。

技術が基盤で感性があとっていうのは、以前と変わっていないと思うのだけど、その基盤になる技術が「知」になっちゃったってとこがポイントなんだろう。


これはデザイナー個人にとってはもちろん、会社にとっても同じこと。
会社の価値を決めるのは、知を蓄積し、その使い方を知っていることだと思う。

で、会社での教育というのは知的技術の習得になったハズなんだけど、デザイン業界の難しいところで、ビジュアルを扱っているが故にどうしてもビジュアライズの技術に重心がいってしまう。ビジュアルの中にある知的生産の部分が、逆に見えづらくなっているという皮肉。

これまで知の技能を教育するという文化もスキルも無いのだから無理もないけど。そこは個々人のヤル気と能力に委ねられてたとこだから。でも、これからは違う。
技能強者が技能弱者に伝授するような昔ながらの教育ではダメだろう、ということ。

これからは新しきは古きに、古きは新しきに学び、絶えず知識体系を更新していくような継続的な教育が必要で、そのような教育体系こそ会社組織を創っていくようになる・・・これ自体、そんなに特別なことでも無い気がするけど・・・どうだろうか。

でも、知識体系が会社の価値を高めるというところまでは確信している。
だから今、組織全体を対象にした教育が必要だし、会社は教育現場でなければならないのだと考えている。

あけました、2011年

writer meijin writer 2011年01月04日 18:55

新しい年が明けました。

例年よりも、気力が充実している気がしますよ。
去年勉強してきたことがアタマの中で整理されてきていて、色々な場面で明確な答えが出せるようになり、自信につながっているのだと思います。
今年も引き続き、さまざまな分野について学び、より良いサービスを提供できるように心がけたいですね。

仕事上の目標もいくつか掲げていますが、今年こそ中小企業診断士の試験を受けてみようと思っています。まだまだ全然勉強不足ですが、市販のテキストをぱらぱらめくって見ると、以前は知らないことだらけだったのが、多少見知ったことが増えてきたことは実感できます。
学校に行くほど本気モードというわけではないですが、実力試しをしてみたくなりました。

あと、日本酒の飲用機会がめっきり減ってしまっているので、少し復活させたいかな、と。
正月に、久々に「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」の純米吟醸生(にごり)を味わいましたが、やっぱり生酒は旨いです。久しく忘れていた感動を思い出しました。
昨年、クライアント様のいる席で利き酒(名当てゲーム)を外してしまったので、再度修行しなければ。。。

もちろん、息子、妻との時間も大切にしたいと思います。息子は楽しかったことの思い出を良く語ってくれるので、今年もたくさん色々な経験をさせてあげようと思います。

では、本年もよろしくお願いします。

脳タイプ診断

writer meijin writer 2010年12月22日 22:19

脳タイプの診断なるものを発見したので、やってみました。

【あなたの脳タイプ診断】
http://www.miraischool.jp/uno/brain-check.html

結果は<Ba型> 慎重派構築タイプ
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空間把握のセンスにたけ、ある形を正しく分解したり組み立てたりできる あなたは、当然ながら「形」を論理的に考えなければならない分野でその 能力を発揮します。機械工学・建築・都市計画・電気・造形など、設計や 製作を緻密に推進できます。機械・建築などは人命にもかかわる仕事です から、基礎からきっちり見通しをもって構築しなければなりません。あなたはその期待に応えられる頭脳をもっています。外科・歯科なども適性。
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だそうです。
http://www.miraischool.jp/page/check_ba.html
社長になれる度数78%とありますが、これ高いんでしょか。。。


確かに空間把握は得意ですけどね。空間的すぎて線的に整理するのが苦手でもあります。論理的な考え方は好きですが、アウトプットはあまり論理的にできてませんね。

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