【書評】入門 環境経済学—環境問題解決へのアプローチ
入門 環境経済学—環境問題解決へのアプローチ
日引 聡 (著), 有村 俊秀 (著)
出版社: 中央公論新社 (2002/07)
発売日: 2002/07
CO2による温暖化問題はもちろん、NOx、SOxのような有害物質、ゴミとゴミ処理場不足、交通渋滞が引き起こす環境的・経済的損失など、環境と社会の問題を経済学的に解決しようというアプローチが非常に面白い。
前半は経済学的な話が多いので若干読みづらいのですが、細かな部分は読み飛ばして概念だけ理解すれば良いのではないでしょうか。
市場の外部でおこる費用(外部費用・外部不経済)という認識と対策を基礎から考えていくことで、環境税や排出権取引のもたらすメリットが非常によくわかるし、もっと身近な問題・・・例えば残業がもたらすデメリットなどの説明にも応用できるように思える。外部不経済を市場に組み込んだ上で、社会的便益を最大化するという考えをさまざまに応用すれば、結構目からウロコの発想が生まれるんじゃないか、そんか気がします。

