【書評】モチベーション入門|問題解決手法の知識

モチベーション入門 (日経文庫) (新書)田尾 雅夫 (著)
問題解決手法の知識 (日経文庫) (新書)高橋 誠 (著)
本来的な使途としては、マネジメントの立場から必然的に読むべき本なのかもしれませんが、別に自分が無気力なわけでも無気力社員に悩まされているわけでもないので、今まであまり触れてこなかった系統の情報ですね。もともとこの手の理論や手法を考えるのは好きなので、苦手と言うことはないのですが、自分の考えで行動すればいいやと思っていたので、自分の興味としては3〜4番目くらいの順位にあるジャンルって感じです。
amazonの欲しい物リストには沢山読みたい本を入れているのだけど、見渡す限りこういう類の本はないなぁ。というくらい。
なので、マネジメント知識の参考として読むつもりはなかったのですが、某プロジェクトの企画をする上で必要性を感じたので読んでみました。
結果的には、会社のマネジメントや企画を立てるのにとても参考になりました。笑
「モチベーション入門」は、様々なモチベーション理論の解説と、長所短所が簡潔にまとめられた本です。実践ベースで書かれた本ではないし、本書にも触れられているとおり理論をそのまま実践に用いても、狙い通りの効果があがるとは思えません。
モチベーション理論は、マーケティングで言えばマスマーケのようなもので、実際に対象となる個々人のバックグラウンドやコミュニケーションについては一般的な人物像を想定して扱われてため、心理学的な考え方としては有りだけど、実学としては疑問が大きい。マスマーケティングのような非常に大きな母集団に対するファネルとは違い、例えば社員とかチームとかを対象にした場合に、個々人の偏りが大きすぎて適用できる場面が限られるからです。
もちろん、そうしたことを前提に書かれた入門書であり、モチベーション理論とはいかなるものか、という全体を把握するのには役立ちます。仕事の合間でもさらっと読める内容です。
「問題解決手法」の方も、企画の参考資料として購入したのですが、自分が様々な解決すべき問題を抱えているので、自分のためという意味合いもありつつ読みました。
こちらは、様々な手法を紹介しつつも、かなり実践的な内容を含んでいます。昨日のブログでは「イノベーション思考」について触れましたが、そのような発展性のある考え方、思考方法を身につけていく上では参考になるのではないでしょうか。
学生の頃に、創造工学(だったかな?)とかの授業でブレーンストーミング(BS)を習って以来、BS以外では理論や体系に基づいた発想法はあまり試してきませんでしたが、色々と発展型が紹介されていて参考になりました。
実際すぐに使いはじめられる方法もありますし、色々試してみることで考える作業が楽しくなってきます。特にチームで考えていく際には良いですね。この本は、なかなかに使えるんじゃないかと思います。これも手軽に読める分量なので、BSくらいしか知らないという方には一読をお勧めしますよ。

