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【書評】デザイン思考が世界を変える

writer meijin writer 2010年07月06日 21:27

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デザイン思考が世界を変える—イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice) (単行本) ティム ブラウン (著), Tim Brown (原著), 千葉 敏生 (翻訳)

このところ読書スピードが上がったなぁ、200ページくらいなら1〜2日で読める・・・なんて自己満足していたのですが、この300ページの本は何故か手こずり、1週間かかりました。
夜の読書時間にサッカーが割り込んだりしたせいもあるんですけど、内容的に「デザインイノベーション(ハルトムット・エスリンガー著)」と被るところも多くて若干退屈したのと、文章的にもちょっと読みづらく感じました。
色々と参考になる箇所は多かったので、良い本ではあったと思いますが、どちらか一方を読むならばエスリンガー氏の書の方をお勧めします。

本書は、デザインの手法というよりもコンサルティング的なポジションからイノベーション思考について語られていて、これは著者がITバブル崩壊後にIDEOを立て直した経緯、すなわち組織の再デザインという経験から、デザイン思考のプロセスを様々な場面に適用するコンサルティングとしてのデザインへ踏み込んでいったことに由来するのでしょう。
これは、今の我々には大変参考になる話となるはずです。デザイン業界を支える市場自体が大きく変容し、マス主導のマーケティングが力を失いつつある現在、そこに投下されてきた巨額の資金も失われつつあります。
このことが、デザインの組織に組織の再デザインを求るのであり、組織としてイノベーションを体現できることが求められるのです。デザインの組織にはそれが可能なはずです。
私自身、経営はデザインであると常々考えてきましたし。(うまくデザインできていなかったとしても^^;)

また、こうしたイノベーション思考を組織がもつことで、アイデアのありようや、アイデアの向かう先に一つの共通認識が与えられると思います。
この共通認識の周辺に生まれる様々なナレッジやノウハウが、組織に所属するデザイナーと、その組織にとっての共有資産となります。

この資産をいかにして大きくするか、というのが、組織の目標になりますね。
こうした目線で見ると、そのための考え方のヒントを、この本は沢山与えてくれるようです。
ちょっと読みづらいですけどね。。

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