物欲はどこへ・・・
昨日、同僚(部下??)でもある親友との話で、最近物欲が失せたという話になりました。
生まれ年が一緒(誕生日も半月差くらい)なので、年齢的な要因もあると思うし、僕の場合は経済的余力が減ったという事情もありますが、本当にこれといって物欲がないのです。
最近買ったもので特に目新しいものはiPhoneくらいで、これも前の携帯が半壊していたための買い換え需要でしたから(結果的にはすごく重宝していますが)、それ以外に買い物した記憶といえば本と文房具くらいです。
消費マインドの冷え込みというのは、時代的な流れもあるので、自分でも気づかないうちにその波にのまれているのかなぁ・・とか話し合いました。
そういうことも多分にあるとは思います。
で、そんなことを考えていた折、今朝読んでいた本に「選択のパラドクス」という話が少しあって、妙にリンクした内容でもあったので驚きました。
これはシュワルツという心理学者の説らしいです。
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大半の人々はより多くの選択肢を求めているわけではない。単にほしいものがほしいのだ。選択肢に圧倒されると、シュワルツが「最大化人間」と呼ぶ人々の行動パターンに陥る傾向にある。つまり、「もっと長く待てば、もっと真剣に探せば、最善の価格で欲しいものが手にはいるのではないか」という不安で動けなくなってしまう人々だ。
--中略--
その正反対に位置するのが「満足人間」だ。判断を下すことをすっかり諦め、使えるもので満足する人々だ。
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デザイン思考が世界を変える—イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice) (単行本)ティム ブラウン (著), Tim Brown (原著), 千葉 敏生 (翻訳)
より抜粋
今の自分には、なんか妙にわかる話です。
まぁ、どちらかというと後者の傾向の方が強くて、価格の値頃感みたいなのは様々な角度から分析・検討してみたりもするのですが、最近はそもそも何かの購入計画が俎上に上ることがないので、放置しているという点で前者の要素もあります。
ウチの奥さんの場合は、両方当てはまります。^^;
製品のライフサイクルや選択肢の拡大が、購買意欲にマイナスに働くということもありそうです。それに、同種の製品ではどれ買っても同じようなもので、僅かな差を見つけて自分のお気に入りにするという努力がばかばかしく思えようになったのかもしれません。
アップルの製品が受けているのは、同種製品との「明確な差」があるからで、これはプロダクトそのものの魅力という範囲からうまく抜け出しているんだと思います。
いわゆる体験価値(カスタマーエクスペリエンス)ですよね。
先ほど抜粋したティム・ブラウンの本でも、以前読んだエスとリンガーの本も、同じ事を言っています。
今、イノベーションの主体は「技術」ではなく「経験価値」にあるというのは、なかなか参考になる考えです。技術的な革新だけでは、もはや消費者の購買意欲を動かすことは困難なのかもしれません。

