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事業の継続性:ガバナンスとイノベーション

writer meijin writer 2010年05月28日 16:19

当たり前の話ですが、私は立場上、事業をいかにして継続するかということを考えなければなりません。
継続には、組織としての力が問われます。組織の力というのは一時的に発揮できるパフォーマンスということもありますが、事業継続という部分に焦点をあてた場合には、行動規範(ガバナンス)が重要になると思います。
一般に会社のガバナンスというと、透明性 情報開示 説明責任といったことが挙げらるようですが、私たちのような若い組織では、組織や事業の目的に向かう具体的な行動規範を育てることが重要です。

この際に必要なのは、全体利益を考えた目標設定と行動、次に振り返りと改善行動というマネジメントのサイクル、いわゆるPDCAサイクルを形成することです。

事業を展開していると、一時の利益、流行に乗って大きな利益を取ることにばかり目が行ってしまいがちですが、コンスタントに最低限必要な利益を生み続けるベーシックが備わっていなければ、組織の寿命は短いものになります。また、そのベーシックが常にイノベーションを探求するものであれば、寿命をより延ばすことができるのではないでしょうか。

つまり、このベーシックとイノベーションを同時に獲得するのが、PDCAサイクルを形成することの目的であって、スパイラルアップしていくこのマネジメントサイクルの中心軸は、事業の目的となります。ですから、軸がなければスパイラルは形成できませんし、軸がぶれてもスパイラルはどこかへ飛んでいってしまいます。

この立体的なPDCAスパイラルを組織に浸透していくことが、高いモチベーションを組織にもたらすことにもなり、長期にわたる事業継続を可能にすると考えています。

少し話がそれますが、イノベーションというのは、単に革新的であれば良いというものではありません。派手で話題になるような必要もありません。
逆に、非常に地味に、僅かな進歩の積み重ねであっても、それがイノベーションである、あるいはイノベーションに繋がることになる事もあると思います。大切なのは、全体利益という視点が含まれるかどうかです。
小さなイノベーションやその欠片の積み重ねが、いつしか大きなイノベーションとなり、社会に大きな変革をもたらすのだと考えます。

逆に、社会的道義性を欠いた技術革新は、イノベーションとは言えないと思います。
社会的道義を欠くということは、全体利益を損なうおそれがあるためです。
結局、そのようなイノベーションと呼べない革新的技術やサービスというのは、部分的に最適化された一時的・短絡的な欲求に過ぎない。したがってそのようなものをいくつ寄せ集めたとて部分最適の集合でしかなく、全体としての価値や意味を持たないということです。

これらの考えは、結果的に全ての仕事に反映されてきます。
でづから、例えば企業のウェブサイトにPDCAサイクルを取り入れようとした場合、結果的にそれは経営に直結した問題になります。逆に経営に直結しない限り、PDCAサイクルは生まれません。そう考えると、企業ウェブサイトの今後というものが見えてくる気がしませんか。

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