ツイッターマーケティングの誤解から
広告業界でツイッターを利用したマーケティングが花盛りです。私は、コーポレートサイトのリニューアルやキャンペーンサイトの企画をお手伝いすることもあるので、その利用価値がいかほどのものか気になっていました。
このときは、企画そのものの内容というよりも、「話題性」を獲得することで高いPR効果が得られると考えていました。これは、うまくいけば顧客にとってメリットの大きい話ですから、使わない手はありません。とにかく、あの手この手で企画の中にねじ込もうとしていました。
どの企画も、興味は持たれるものの結局実現はしなかったのですが。
そのとき、私はツイッターについて完全に誤解していました。表面的な特長として語られていることを、自分が知っている似たような別のことと比較し、理解しようとしていました。
クライアントの方も、もちろん理解をしていませんでした。
世の中で話題になっていることや、大きな影響力があることは既に知られていましたが、逆に危険性の方に目がいって腰が引けてしまうというのが全てに決まったパターンでした。
思えば、私も結局ツイッターがナニモノかを理解していませんでしたし、クライアントも同様でした。これではうまくいくはずがありません。
今は、無理に実現しなくて良かったと思います。
百聞は一見にしかず。そのことを思い知ると同時に、ツイッターを利用することで今後の社会変化の方向を知り、自分がやるべき事を見つけました。その手助けをしてくれたはiPhoneです。iPhone(スマートフォン)とTwitterの組み合わせは社会を変えるほどのポテンシャルがあると思います。
話をツイッターに戻しますが・・
ツイッター利用者も、その利用の目的や方法は様々です。非利用者に、当然そういうことはわかりません。ツイッターの魅力についてここで語ると長くなるので避けますが、いずれにしても「外の人」にツイッターがどういうものか説明するのは結構難しいのです。
それで、特に僕らの業界の場合は広告媒体としてとらえた場合の特性、という話になってしまいます。それがバスワードのように、「売り側」に都合の良いように加工・変換され、どんどん誤認されていきます。
私は、ツイッターを正しく使っているという自信はないのですが、誤った使い方がどのようなものかは分かるようになりました。
そして、企業がツイッターを利用することの可能性について、考えています。
そのことを考えていると、ツイッターに限らず、企業のトップがウェブに無関心かつ無理解というのが、いかに問題であるかということが分かるようになりました。
彼らのウェブに対する認識は、10年前のままです。今や、ほんの一握りの企業だけが、ウェブでやるべき事を理解し、ブランド価値をより大きなものにしつつあります。企業トップの、この理解の差が今後10年で大きな差になると予感します。

